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芝浦機械DieCastingダイカストマシン

ダイカストマシン
芝浦機械は、昭和28年ダイカストマシン初号機を製作して以来、時代に要求される技術ニーズに応じ、ダイカストマシンを進化させてきました。これからも、お客様を支え続ける、ダイカストマシンを製造・販売してまいります。

多様なニーズにお応えする各種ダイカストマシン

型締力784kN(80ton)から39,200kN(4,000ton)まで、素材はアルミニウム合金用から亜鉛合金用・マグネシウム合金用まで、豊富な製品を揃えてワイドなニーズにお応えします。
総出荷台数15,000台を超える実績に裏付けされた確かな技術、常に最先端を目指している先進技術が製品に生かされています。

ダイカスト製品の安定生産を目指した半凝固装置を提案
芝浦機械は、ダイカストマシン成形における安定生産を目指した半凝固装置を開発しました。
半凝固法は、空気の巻き込み巣や引け巣に有効な鋳造法であり、溶湯の温度が低いため、炉の省エネや金型寿命延命などにも期待が持てます。今回開発した半凝固装置は、カップを筒状にし、スラリー底部に温度勾配を持たせることで安定サイクルを目指しており、さらに装置のシンプル化、低コスト化を目指しています。
【開発コンセプト】
1.ダイカスト製品の安定生産
安定生産を阻害する要因である、スリーブへスラリーを投入する際の抜けにくさを改善するため、筒状カップを採用
2.システムのシンプル化
溶湯を高所から筒の中へ注ぎ、対流を起こすことで合金組織が粒状化することに着目した、複雑な装置を必要としないシンプルなシステム
3.低コスト化
攪拌装置などの高額な設備が不要
4.高強度部品のダイカスト化対応
鍛造、グラビティ鋳造、低圧鋳造等の他工法からダイカスト化を目指す

自動車産業において部品の軽量化は避けては通れない課題であり、多くの部位にアルミニウムなどの軽合金が使用されていますが、現状、伸びや機械的強度が要求される足回り部品などには主に鍛造品などが使用されています。従来ダイカスト製法が対応してこなかった鍛造製品、グラビティ製品、低圧鋳造製品において高い生産性を持つダイカスト化が期待されています。そこで、弊社は半凝固法による高品質な鋳造製品を得るためのシステム構築に取り組み、提案してまいります。

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ダイカストによる自動車部品向けの厚肉、高強度部品成形方法を提案(電動射出と半凝固システムによる最適層流ダイカスト)

当社は、自動車業界から求められる鉄からアルミへの軽量化ニーズ、ダイカストの厚肉・高強度鋳物への対応として、全電動ダイカマシンと半凝固システムを組み合わせた新鋳造方法を提案します。

<主な特長>

  • 厚肉部品への対応
    従来、鋳造・鋳鉄で製造していた厚肉部品をダイカストマシンで対応するには、射出速度の微小なバラツキの制御や鋳造圧力が対処すべき課題でした。これらの課題を、電動射出の採用・製法の最適化により、射出力の向上と製品形状に合わせた繊細な射出制御が可能となり、厚肉部品鋳物の品質向上・安定性を高めました。
  • 高強度部品への対応
    半凝固ダイカスト法では、溶湯を半凝固状態にして鋳造を行なうため、金属組織が均一な粒状となります。
    この結果、巻込み巣や引け巣の発生を抑えられ、高強度部品への適用が期待できます。
  • ざく巣対策の提案
    製品の偏肉部に発生しやすい、ざく巣への新しい対策を提案します。
全電動ダイカマシンと半凝固システムを組み合わせた新鋳造方法